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啓蟄とは その意味をわかりやすく簡単な言葉でお伝えします!

2016.12.03

 

啓蟄とは その意味をわかりやすく簡単な言葉でお伝えします!

春先になると暦の上で現れる言葉「啓蟄(けいちつ)」 

非常に難しく見慣れない漢字ですが、実はとてもユーモラスな内容を持った言葉なんです。

この記事では啓蟄とはどういう意味なのか、啓蟄の反対を持つ言葉とは何なのかといったという疑問について、わかりやすく簡単にお伝えしていこうと思います。


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啓蟄とは その意味

「啓蟄(けいちつ)」とは二十四節気のひとつ。

二十四節気とは、春夏秋冬4つの季節を更に細かく24に分け、それぞれに名称を付けた季節の変わり目の目安となるもの。

春分や秋分、夏至や冬至なども二十四節気の仲間です。

啓蟄は例年3月5日または6日で、また啓蟄から次の二十四節気である「春分」までの期間も同様に啓蟄と呼ばれます。

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そして「啓蟄」という漢字の意味は次のようなものです。

「啓」とは「開く」という意味

「蟄」とは、虫たちが冬ごもりする事

つまり啓蟄とは、冬ごもりをしていた昆虫や小動物が春の気配を感じ、戸を啓(ひら)いて外に出てくる頃を表す言葉。

「蟄」という漢字に「虫」という文字が入ってますが、決して虫だけに限定している訳ではなくて、ヘビやトカゲ、カエルといった小さな生き物も表しています。

ちなみに「立春」(例年2月4日)の後に初めて鳴る雷のことを「春雷(しゅんらい)」と呼びますが、啓蟄の頃に鳴ることが多いために「虫出しの雷」とも呼ばれました。

雷の音にビックリして冬眠していた虫たちが地中から出てくるなんて、何ともユーモラスなネーミングですね。

啓蟄の反対は何なのか

二十四あるそれぞれの節気をさらに細かく初候、次侯、末候の3つに分け、全部で72等分にした「七十二候」

美しい短文で、それぞれの節気の季節感をより詳細に説明しています。そして啓蟄の七十二候は次の三つになります。

初候 「蟄虫戸啓」  冬眠していた虫が外に出てくる

次候 「桃始笑」   桃の花が咲き始める

末候 「菜虫化蝶」  青虫が紋白蝶になる

初候である「蟄虫戸啓」は「すごもりむしとをひらく」と読み、啓蟄という名称はここから来ています。

二十四節気の中に啓蟄の反対の意味に当たる名称の節気はないのですが、七十二候の「蟄虫啓戸」には、対をなす「蟄虫杯戸(むしかくれてとをふさぐ)」があります。

これは秋分の七十二候のひとつで、生き物が冬眠に入る時期を表したもの。現在の9月28日から10月2日頃です。

虫たちが戸を啓(あけ)たり、戸をふさいだり。やはり啓蟄に関する名称はユーモラスなものが多いですよね。

啓蟄 その行事

こも外し

「こも」とは藁で編んだ粗めの布のようなもの。それを冬の間松の木に巻いておく(こも巻き)と、松を枯らす害虫がその中で越冬するのです。

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そして啓蟄の日にこれを外して、そのまま焼却処理することにより害虫を駆除する。この作業を「こも外し」といいます。

ですが、こもの中で越冬するのは害虫だけではなく益虫も多いことが現在では分かってきています。

そのために、皇居外苑や京都御苑ではかなり以前からこも巻きを行なっておらず、最近では姫路城でも中止が決定されました。

場所によっては益虫を取り除いて害虫だけを駆除する所もあるのですが、やはり中止する自治体が増えてきています。

しかし、こういった風物詩がなくなっていくのは寂しいですし、こも巻き自体は薬剤を使わない、非常に環境に優しい害虫駆除の方法なのです。

樹木などを非常に大切に扱う日本人の美徳を忘れないためにも、このような行事は後世に残していってもらいたいものです。

啓蟄と雛祭り

行事とは言えないのですが、啓蟄は3月3日の雛祭りの雛人形を片付けるのに良い日だと言われています。

しかしこれには特別な言われや由来などないようです。

ただ雛人形は早めに片付けないと子供が嫁に行き遅れると言われていました。

ですので、おそらく雛祭りの数日後である啓蟄がちょうど区切りのいい節気ということで、片付けに良い日ということになったのだと思います。

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