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昭和の日とは その本来の意味と問題点を今一度見直そう

2017.01.01

 

昭和の日とは その本来の意味と問題点を今一度見直そう

昭和の日とは「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」という趣旨の元、平成19年に国民の祝日として制定されました。

この昭和の日とは、日本人にとって非常に重要な意味を持った祝日です。

しかしその成立までには多くの紆余曲折があり、成立した現在においても、いくつかの問題を抱えています。

この記事では昭和の日とは何なのか、その制定の過程とその問題点、そして祝祭日の正常化の第一歩としての昭和の日について、わかりやすくお伝えしていきたいと思います。


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昭和の日とは その本来の意味と問題点

「天皇誕生日」から「みどりの日」へ

現在昭和の日である4月29日は、元々は昭和天皇のお誕生日、つまり国民の祝日である天皇誕生日でした。

昭和天皇が崩御(天皇がお亡くなりになること)されたあとに、今上天皇(現在の天皇)のお誕生日である12月23日が現在の天皇誕生日として国民の祝日になりました。

それと同時に、政府は昭和という激動の時代を忘れないために、この4月29日を新たな祝日として残すことを決めたのです。

その名称に関して「昭和の日」または「昭和記念日」にしようという意見が大半で、国民の多くもそうなることが最も自然な成り行きだと考えていました。

しかし、昭和天皇への追慕と昭和の時代を回想すべく残されたはずの祝日は、実際には「みどりの日」という意味不明な名称のものに制定されてしまったのです。

政府自らによる日本の歴史否定

「みどりの日とは昭和天皇が自然を大変に愛されたことに由来するものであるが、あくまでも戦後の復興に尽力なされた陛下の功績を永遠に称えるものである」

これが政府の当初の見解でした。

しかし、祝日法に定められたその趣旨というのは「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」という昭和天皇との結びつきが一切無いものだったのです。

日本の歴史、伝統、文化を全否定した戦後GHQの占領政策によって、天皇や皇室に関連する祝祭日は廃止、またはその名称も趣旨も本来の意味と全く関係の無いものに変えれられました。

しかし時の政府は終戦から40年も経っていたにもかかわらず、GHQが行なった日本の歴史否定の非道を、なんと今度は自らの手で犯してしまったのです。

この経緯を「昭和の日という名称では軍国主義を連想させる」「戦争責任もきちんとされていない」といった左派勢力や野党による反発があったためだ、という説明をよく見かけます。

しかし実際は、政府が初めからそういった反対意見から逃れるように「みどりの日」という抽象的な名称で昭和天皇の存在や昭和という時代を意図的に包み隠したのです。

たとえ一部の反対派が騒いだとしても、国民の大半は昭和天皇ゆかりの祝日になると考えていたのですから、もし政府が本気で「昭和の日」を制定させたいと考えていたのであれば、それは十分に可能だったはずなのです。

にもかかわらず、政府は自ら自国の歴史を否定した。

「みどりの日」から「昭和の日」へ

しかし当然ながら、この祝日の成立の経過には国会内だけではなく、国民からも疑問や非難の声がありました。

その後も本来の趣旨である「昭和の日」にすべきだ、という声が高まり、そしてそれは国民運動にまで発展してきたのです。

政局の混乱もあって、すんなりとは行きませんでしたが、紆余曲折を経て、ようやく平成19年(2007年)に「昭和の日」として制定されることになりました。

「みどりの日」移動の問題点

その結果、それまでのみどりの日はゴールデンウィークの5月4日に移動されることになったのですが、私はこれに関しても非常に問題の多い法改正ではないかと考えています。

このみどりの日に関する当初の政府の見解は、あくまでも昭和天皇を偲ぶ日である、というものであったはずです。

であるのなら、昭和の日という本来あるべき形に変わった以上、みどりの日という偽りの祝日は即刻廃止すべきであり、そしてそれなくして本当の意味での昭和の日の成立はないのです。

しかし、政府はゴールデンウィークの穴埋めとして、この存在意義の無くなった祝日をそのまま「利用」した。

このような、休日を維持するためだけに存在するような祝日を残す事は国民の祝日全体の価値を貶めるものにしかなりません。

国民の祝日とはその国の歴史そのものです。

そんなに日本国の歴史よりもゴールデンウィークの方が大切だと言うのであれば元々の「国民の休日」のままでよかった。

昭和の日を推進していた運動団体も議員連盟も、この件に関しては、ほとんど問題にしなかったのはなぜなのでしょうか。

昭和の日とは 祝祭日の正常化の第一歩にしよう

現在、国民の祝日はその意義の希薄化が進み、ある意味形骸化してきているといっても過言ではない状況です。

GHQによって強制的に変更された祝日は現在でもそのままで、国民の大半も祝日をただの休日としか考えていません。

しかし「みどりの日」を「昭和の日」に改めようという運きもまた国民から起こったものであり、自分たちの祝日を本来の形に戻していこうという良心的な国民がこんなにもいるのです。

私たちは昭和の日の成立を乱れた祝日全体を見直し、正常化していくための第一歩にしていかなければいけません。

元々は国民から慕われ、近代日本の礎をお築きになられた明治天皇のお誕生日であった11月3日は「文化の日」という訳の分からない名称にされたままです。

私たちはこの「文化の日」を「明治の日」へ、そして「勤労感謝の日」も「新嘗祭」に改めていけるはずです。

また何の由来も意味もない「山の日」や、その存在意義が無くなった「みどりの日」といった祝日の廃止。

そして日本の歴史、伝統、文化の否定行為であり、国体を破壊するものでしかないハッピーマンデーなどという制度も、即刻廃止すべきと考えます。

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