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海の日とは その由来と意味をわかりやすくお伝えします!

2015.03.08

 

海の日とは その由来と意味をわかりやすくお伝えします!

7月第3月曜は国民の祝日である「海の日」

まだ歴史の浅い祝日ですし、認知度もそれほど高くないため、その由来や内容をちゃんと把握されていない方も結構多いのではないでしょうか。

この記事では海の日とは何なのかということを、なるべくわかりやすく簡単な言葉でお伝えしていきたいと思っています。


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海の日とは その由来と意味

海の日の由来

海の日とは、元々「海の記念日」という民間での記念日でした。

明治天皇は明治9年、東北地方を御巡幸(天皇が各地を回られること)されたのち「明治丸」という船にご乗船し、7月20日横浜港に無事ご帰着されました。

それを祝ったものが「海の記念日」なのです。

それまでにも軍艦による御巡幸はあったのですが、天皇が軍艦以外の船にご乗船されたのはこの時が初めてでした。

この際に海は大変に荒れて、船も非常に揺れたらしいのですが、船酔いする者が続出する中、明治天皇はまるで何事も無いように始終泰然としておられたそうです。

その明治天皇のお姿に、当時まだ船による航行に不安を感じていた一般国民も、その安全性に大きな信頼を寄せるようになり、それ以降、海運と船旅の利用が一気に増えました。

そこにはまさに「海洋国家日本の夜明け」と言っていいほどの大きな歴史的意義があったのです。

そこで昭和16年、この日を記念し「海の記念日」が作られました。

ちなみにこの明治丸ですが、灯台の点検等を行なう灯台視察船として明治政府がイギリスに発注したもので、現在は重要文化財に指定され、東京海洋大学に保存されています。

そしてこの美しい帆船に「明治丸」と名付けたのは、初代の内閣総理大臣であった伊藤博文でした。

「海の記念日」から、国民の祝日「海の日」に

その後、海の仕事に従事する方々や海運関係者によって、この海の記念日を国民の祝日にしよう、という運動が次第に大きくなってきました。

そしてそういった運動や、何より明治天皇に由来にした歴史的意義を理由に、1996年「海の日」として国民の祝日に制定される事になったのです。

その趣旨は「海の恩恵に感謝し、海洋国家日本の繁栄を祝う」というものです。

海の日とは その問題点

ハッピーマンデーによる日付の移動

海の日は制定された1996年から2002年までは、本来の7月20日に祝われていました。

しかし2003年からは「ハッピーマンデー」という訳の分らない制度のため、7月の第3月曜日となってしまったのです。

この「ハッピーマンデー」という制度ですが、景気を刺激するために一部の祝日を特定の月曜日に移動させて、土日を含めた3連休を増やそうとしたものでした。

国民の祝日というのは「国民全員で祝う日」であり、その定められた日には必ず由来や意味があるのです。

それを経済やレジャーのために、勝手に日付の移動をしてよいはずがありません。

このハッピーマンデーという制度は祝日の本来の意味をあいまいにして、単なる休日化させてしまうものでしかありません。

特に海の日のような天皇に由来した祝祭日をそのような形で移動することなど、本来あってはならないことなのです。

それに世界中でも海の日を祝日にしているのは日本だけです。

そんな祝日だからこそ、本来の由来・意味を大切にしなければならないのではないでしょうか。 

ちなみに2014年に自民党政権は海の日を本来の7月20日に戻し、固定する方針を固めました。

素晴らしことだとは思うのですが、4年経った2018年現在でも未だに第3月曜のままです。一刻も早い固定が望まれます。

海の日 国民の祝日としての認知度

成立から20年以上が経った海の日ですが、正直国民の祝日としてまだまだ認知度は低く、お世辞にも「国民全員で祝う日」とは言えないのが現状です。

まずは一刻も早く本来の7月20日に戻し、その由来や意義を国民全員で今一度確認することが最も大切なことだと思います。

また海の日に関するイベントにしても「海の恩恵に感謝する」ことが本来の趣旨なのですから、海の日ごみゼロアクションのような活動が全国規模で広がっていくのが、最も意義深いことだと思います。

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