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七夕 その由来を子どもに簡単に説明できますか?大人も勉強しよう!

2015.03.16

 

七夕 その由来を子どもに簡単に説明できますか?大人も勉強しよう!

7月7日は織姫と彦星が天の川で年に一度めぐり合う「七夕」

笹竹にお願い事を書いた色とりどりの短冊をつるしてお祝いをしたり、みんなで夜空を眺めながら七夕の話を思い浮かべたりするのは、子どもにとって本当に楽しい思い出になりますよね。

でも、私たち大人がその由来を簡単に教えることが出来れば、子どもたちもより七夕を楽しむことが出来るはずです。

しかし小学校5、6年生にもなれば別ですが、小学校低学年や幼稚園以下の子どもに、簡単に分りやすく説明するのは難しい。

楽しくお話をしてあげる中で、知らないうちにその由来などを理解出来るようにしてあげなくてはいけません。

そのためにも私たち大人が七夕について、もう一度しっかりと学び直す必要があるのではないでしょうか。


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七夕の由来

まずは七夕の由来ですが、中国から伝わった事柄と日本独自のある信仰が合わさったものだと言われています。

中国から伝わった

七夕伝説(しちせきでんせつ)

乞巧奠」  (きこうでん)

日本の信仰である

棚機(たなばた)

七夕(しちせき)伝説

まず「七夕伝説」ですが、これは中国から伝わったものであり、皆さんも良く知っている「織姫と彦星が年に一度7月7日だけ天の川で会うことができる」というあの有名なお話です。

amanogawa

7月7日夕刻なので「七夕」と書き、本来は「たなばた」ではなく「しちせき」と呼ばれていました。

乞巧奠(きこうでん)

非常に難解で読むことさえ困難な言葉なんですが、これも中国から伝わったもの。

この風習は七夕伝説に由来するもので、織姫は機織りが非常に上手であったため、それにあやかって旧暦の7月7日に手芸や裁縫の上達をお祈りをする、という行事が生まれてきたのです。

棚機(たなばた)

この「棚機」とは日本古来から続く信仰のひとつで「水の神に神聖な衣をお供えをする」というもの。

その衣を織る少女は「棚機津女(たなばたつめ)」と呼ばれて、少女は棚機女に選ばれると、水辺の神聖な小屋にたった1人でこもり、神のために一生懸命に衣を織るのです。

その織物を織る機械は「棚機(たなばた)」と呼ばれました。

棚機津女の少女が織り上げた神聖な衣を神に捧げることにより、その村には五穀豊穣がもたらされ、厄災も祓うとされたのです。

中国の「七夕 しちせき」が「たなばた」に

七夕伝説と乞巧奠から成る「七夕(しちせき)」という行事が、中国から日本へと伝わり、宮中で祝われるようになりました。

そして、日本の信仰である棚機(たなばた)が行なわれたのもまた、七夕と同様に7月7日の夕刻だと言われていたのです。

棚機と乞巧奠との間には「7月7日である」「機織りに関係している」といった共通点があったため、2つは互いに結びついてゆきました。

そして「七夕」は「しちせき」という読み方から、次第に「たなばた」と呼ばれるようになってきたのです。

七夕が庶民の行事へ

江戸時代になると、七夕は「五節句」になります。

まず「節句」とは「季節の節目に行なわれる伝統行事」のこと。

江戸幕府がたくさんの節句の中から五つの重要なものを選び、国の正式な年中行事として式日(現在の祝祭日)と定めたものが「五節句」なのです。

五節句

1月7日 人日の節句(七草の節句)

3月3日 上巳の節句(桃の節句・雛祭)

5月5日 端午の節句(菖蒲の節句)

7月7日 七夕の節句(七夕祭)

9月9日 重陽の節句(菊の節句)

それまで宮中行事として静かに行なわれていた七夕は、五節句となることで庶民の間にも広がってゆきました。

そして、笹竹にお願い事を書いた五色の短冊や飾り物をつるすようになり、華やかなお祭と変化してきたのもこの頃からです。

そして手芸や裁縫の上達を願う「乞巧奠」は、次第にそれ以外の芸事や習い事の上達も願うように変化してきました。

また七夕飾りに笹竹を使うのは、日本では昔から笹竹が非常に神聖なものだと考えられていたからです。

子どもに七夕を簡単に教えるためのポイント

子どもに対してあまり難しい由来を説明しようとしても逆効果になります。

ですが、かといって簡単に伝えようとし過ぎて、あまりにいい加減なことを教えてしまっては全く意味がありません。

子どもに七夕という伝統行事を、簡単にかつ正確に伝えるため、以下の2点が最も大切なのではないでしょうか。

▼ 織姫と彦星のお話をちゃんとしてあげること

▼ 短冊への願い事は「習い事の上達」であることを教えること

織姫と彦星のお話をちゃんとしてあげること

ここで気を付けてほしいのは「織姫と彦星の七夕伝説は素直にそのままお話してあげてほしい」ということ。

つまりは変に道徳的なことを教えようだとか、教訓的なことを伝えようとしないことです。

そうすればそうするほど、七夕伝説が本来持つ魅力やその意味が半減しますし、子どもは敏感にそれを感じてしまいます。

ありのままにお話をしてあげれば、子どもはそれぞれにその話を自分で解釈しようとしますし、それが最も大切だからです。

短冊への願い事は「習い事の上達」であることを教えること

実はこの事を知らずに、願い事は何でもいいと思っている大人の方も結構おられますので、今一度再確認しておいてください。

子どもには「織姫様は機織りが上手だったから、今一番上手になりたい事を短冊に書いて織姫様にお願いするんだよ」と説明してあげてください。

そうすれば「乞巧奠」などという、大人でも読めない言葉を使わなくてもその由来を伝えていることになりますよね。


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