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半夏生とは 妖怪ハンゲが出てくるぞ!

2015.04.04

 

半夏生とは 妖怪ハンゲが出てくるぞ!

「半夏生」 聞きなれない言葉だと思いますが「はんげしょう」と読みます。

はたしてどういう意味なのでしょう。

この記事では半夏生とは何なのか、そして半夏生の日に現れる妖怪「ハンゲ」についてもお伝えしていきたいと思います。 


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半夏生とは何なのか

半夏生とは

半夏生は「雑節(ざっせつ)」のひとつ。

雑節とは暦の上で季節の変わり目を示す目安となる日で、節分や八十八夜などがその仲間です。

同じような目安に、立春や春分、秋分、冬至などの「二十四節気」があるのですが、中国から伝わったものであるため、日本の季節をより正確に示すため日本独自に生み出されたのが雑節なのです。

これらの目安のおかげでお百姓さんは季節の移り変わりを的確に知ることができ、それを農作業の目安にしました。

そして半夏生は、梅雨の終わり頃を示す目安の日だったのです。

半夏生は夏至から数えて11日目、例年7月2日頃になり、その日から5日間も同様に半夏生と呼ばれます。

半夏生とは その名前の由来

この半夏生という名前の由来には、いくつかの説があります。

この頃は烏柄杓(からすびしゃく)、別名「半夏」という毒草が生える頃。

つまり半夏が生まれる頃で「半夏生」という名になったという説。

 

もう一つは「半夏生」とよばれる植物が花を咲かせる頃だからというもの。

※「半夏」と「半夏生」と名前はほぼ同じですが、全く別種類の植物です。

見てもらえば分かりますが、葉の半分が白くなっています。

つまり半分を白く化粧をしているから「半化粧」それが転じて「半夏生」になったとも言われています。

半夏生とは 農作業の目安

農家の人々は半夏生の前までに田植えを済ませました。そしてたとえ何らかの理由で作業が遅れたとしても、それ以降田植えを続けることは決してなかったそうです 。

つまり半夏生とは農家にとって「この日までに田植えを済ませておかないといけない」という目安だったんですね。 

半夏生には、それまでに田植えを済ませるという習慣の他にも、半夏生から数日間は仕事を休みゆっくりする風習もありました。

昔の農作業は現在の何倍も重労働でしたから、本格的な夏へと変化する前に一休みしたほうが良い、という考えなのでしょう。

妖怪ハンゲとは

妖怪ハンゲ。まるでゲゲゲの鬼太郎に登場しそうな妖怪ですが、三重県熊野地方や志摩地方沿岸部などに伝わる妖怪だそうです。

半夏生までに田植えを終えることが出来ずに、そのまま作業を続けていると、このハンゲに会うんだそうです。

だからお百姓さんは半夏生までに田植えを済ませて、それから少し仕事を休んでゆっくりしていればハンゲに会わずに済んだ。

日本にはこういった妖怪が多いですよね。

人が何人も亡くなったような危険な場所に現れて、人間を近づかせないようにする妖怪だったり、ハンゲのように農作業が遅れたりしないようにするための妖怪だったり。

本当は人間のことを考えてくれている優しい妖怪ばかり。

実は八百万の神々なのかもしれません。

ハンゲも本当は妖怪に成りすました「田んぼの神様」のような気がします。

優しい神様のお姿のままだと、どうしても人間は怠けてしまうから妖怪の姿で現れたのかもしれませんね。

このハンゲの絵がないか、ネットでも図書館でも色々調べたんですが、結局見つかりませんでした。

どんな姿形をしているんでしょうね。

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