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今一度の意味と用法 わかりやすく簡単な言葉でまとめました!

2016.06.01

 

今一度の意味と用法 わかりやすく簡単な言葉でまとめました!

日常生活ではあまり使うことはありませんが、TVや書籍でたまに見聞きする「今一度」という言葉。

「もう一度」とほぼ同じ意味だとは理解しているんだけど、そのニュアンスはどうしても違うような気がする。

ネットで調べてみても「もう一度の言い回しのひとつである」という説明しかなく、その細部の違いのようなものを詳しく考察したものはほとんどない。

この記事では「今一度」という言葉の意味、また「もう一度」とのニュアンスの違いなどについて、自分なりの考えを簡単な言葉でまとめてみました。

あくまでも私なりの解釈なのでご了承ください。


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「今一度」の意味 辞書での説明

「今一度」という言葉について、辞書等には次のように解説されています。

もう一度、もう一回。特に「もう一度」というのを強調したり、堅苦しい表現をする場合などに使われる言い回し

つまり、私たちが日常でつかう「もう一度」「もう一回」と、意味としては一緒ですよ、ってことですかね。

ただそうは言われても、そのニュアンスや細かな意味合いはやはり違う気がするんですよね。

「今一度」と「もう一度」の対比

「今一度」という言葉の細かいニュアンスを考えていくためには、やはり「もう一度」との対比を通して見ていくことが最も分かりやすいのではないのでしょうか。

ということで2つの例を挙げて、その細かな意味合いの違いについて見ていきたいと思います。

例文1

A「もう一度、考え直す必要があるのではないでしょうか」

B 「今一度、考え直す必要があるのではないでしょうか」

Aの場合は以前に考え直したことがあるが、やはりそれでもうまくいかないので、もう一回考え直そうという感じ。

つまり「もう一度」は、単純に行動の繰り返しを指している。

それに対してBの場合は、以前に考え直したことがあるのかどうかに重点はなく、現在問題があるのだから、とりあえず一度考え直す必要があるというニュアンスが強くなる。

例文2

A「もう一度、内容をご確認頂けますでしょうか」

B 「今一度、内容をご確認頂けますでしょうか」

Aの「もう一度」の場合は、話し手は相手が内容を一度確認していることを前提として話している感じが見て取れる。

相手側は一度内容の確認をしているが、その内容を間違って解釈しているのでもう一回確認してほしい、といった感じをその中に含んでいる。

つまり例文1のAと同じで、単純に同じ行動の繰り返し。

Bの「今一度」の場合だと、話し手は相手が内容を一度確認しているのかどうかは重要視していないニュアンスがある。

つまり「あなたが内容を確認しているのかどうかは知らないけど、言っていることは間違っているから、とりあえず一回確認してみて」と相手に伝えている。

「今一度」のニュアンス

こう見てくると「もう一度」は単に「繰り返す」という意味であるのに対し「今一度」は繰り返すという意味合いは薄くなり、「とりあえず一度」というニュアンスの方が強くなる。

もっと簡単に言えば「今一度」は、単に「一度」という意味であるということです。上の例文で言えば

 「今一度、考え直す必要があるのではないでしょうか」

→ 「一度、考え直す必要があるのではないでしょうか」

 

 「今一度、内容をご確認頂けますでしょうか」

→ 「一度、内容をご確認頂けますでしょうか」

つまり「今一度」の「今」はただの強調。ただの飾り。

このように見ていけば、私が感じているニュアンスが、より伝わりやすいのではないかと思います。

自己の願望でつかう「今一度」

ただ自己の願望を表す「今一度」に関しては、辞書の説明のように単に「もう一度」の強調した言い回しと考えられます。

「今一度、あの人に会ってみたい」

「今一度、勝負してみたい」

このように自己の願望に使用する「今一度」は、ニュアンスに関しても「もう一度」とほとんど変わらないと思います。

日本語は難しい

初めに言いましたが、今まで考察してきたことは私個人が感じるニュアンスでしかありませんので、他の方にとっては別の意味合いを見出すこともあると思います。

私は言語学者ではありませんので、的外れな事ばかり言っていたかもしれません。

でも皆さんがもし「今一度」という言葉に「もう一度」とは何となく違うニュアンスを感じた時に、その解決のヒントになれば嬉しいと思います。

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