ジーンズを最高の色落ちにする方法 一番の障壁となるのは!?

ジーンズを最高の色落ちにする方法 一番の障壁となるのは!?
ガッチリ縦落ちしヒゲもくっきり出ている。こういったメリハリの利いた色落ちのジーンズは、マニアにはたまらないもの。
この色落ちのかっこよさは一般のジーンズにはなかなかでない。
そしてヴィンテージジーンズの中には、ある意味芸術品のような美しさを感じさせるものも少なくありません。
この記事ではジーンズをかっこよく色落ちさせる方法、そしてその過程での最も障壁となること等について、わかりやすくお伝えしていきたいと思っています。
ジーンズをかっこよく色落ちさせる方法
実はジーンズをかっこよく色落ちさせる方法なんてめちゃくちゃ単純で簡単なことなんです。
ヴィンテージ風に色落ちするようなデニムで作られたジーンズを買って、それをなるべく洗わずにガンガン履くだけ。
本当にたったこれだけなんです。
まぁ確かに履き始めの糊落としや洗濯の仕方など細かいこともあるんだけど、基本的にはいい色落ちするように作られたジーンズを履きまくるだけ。
自分は仕事の時以外はずっとそのジーンズを履いたままだし、寝る時にもそのジーンズを履いて寝る。
そして半年くらいして忘れかけていた時に軽く洗濯すれば、少しずつヒゲやアタリが出てきていい色落ちしてくる。
しかし同じジーンズを半年以上も洗わずに履き続けるのは思ってる以上に難しい。
とくに今まで未洗いのジーンズを初めから育てたことのない人にとっては、なかなか色落ちしないのに嫌気が差してきたり、同じ服を洗わずに履き続けることに抵抗感が出てくる場合もある。
そしてそこで襲ってくるのが「飽き」なんです。
最高の色落ちジーンズへの最大の敵「飽き」
履き始めは嬉しいし、どんな色落ちするんだろうとテンションも高くなっている。
数日で色落ちなんかするはずないのに、何度もジーンズを観察してみたり、手でジーンズをさすってみたり。
今までジーンズを育てた経験のある人なら分ると思いますが、こういうヴィンテージを意識したジーンズほど、そう簡単に目に見える色落ちなんてしないんです。
体を使う仕事で毎日ガンガンに履くことが出来るのなら結構早めに変化も出ますが、それでも最低3ヶ月以上は必要。
休日にしか履けないなんて人なら、1年以上はゆうにかかると思ってもらって間違いありません。
かといって頻繁に洗濯すれば確かに色落ちはするが、ヒゲやアタリがくっきりしたメリハリのある色落ちにはならない。
そうなると人によっては初めの熱意やモチベーションが薄れてきたりして「ジーンズを育てる」という行為に飽きてくる。
またそのジーンズ自体に興味がなくなったり飽きたりする場合も結構多い。
こうなると洗濯だっていい加減なものに。
ジーンズを裏返さずにジッパーやボタンを閉めることなく、蛍光剤入り洗剤をガンガン入れて2,3回履いたらすぐ洗濯。
これじゃどんなにいいデニムであっても1980円ジーンズと変わらない色落ちにしかならない。
極上の色落ちにするために最も大切なこと
つまり最高の色落ちジーンズを育てようとする時に、一番重要で最も難しいのは「ジーンズを育ててる」という意識を持たないことなんです。
しかし意外とこれが難しい。
あまりに「育てる」ことを意識し過ぎると、嫌になったり飽きたりする可能性が逆に高くなる。
ジーンズなんて気付いたら極上の色落ちになってた、というのがいわば王道。
元々労働するための服だし、ヴィンテージジーンズだって洗うのも面倒だから汚れてもお構い無しにガンガン仕事をしてたら最高の色落ちになっていた、というのが本当なんです。
こういったジーンズは安くても2万近くはするし、大切にする気持ちも分るけど「あくまで労働服だ」という気持ちを持って履くことが、結局一番大切なことなのかなと思います。